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Our Vision

トライセクターとは、民間・公共・社会の3つを指し、この3つの垣根を超えて活躍する人材のことを、私たちは「トライセクター人材」と呼んでいます。

この「トライセクター人材が活躍する社会を実現すること」が私たちの使命です。

Why?トライセクター人材がいま必要な理由

トライセクター人材になり得る候補として大きなポテンシャルを秘めているのが、日本の国家公務員、いわゆる「官僚」たちです。

国家公務員は、国民全体の奉仕者として、日々公共の利益のための業務を行っています。しかし、現役官僚の中には、「霞が関の狭いコミュニティで、関わる人が限定されている。自分のネットワークをもっと外に、特に都心以外に広げたい」と、自らのネットワークを霞が関の外に広げる必要性を感じている方や、「努力して磨いてきた知識やスキルは、公務員の世界以外でも活用できる。必要とされる組織・地域で活用すべき」と自分の知識を業務外でも活用したいと考えている方が多くいます。また、「マーケティングをより実践的に学び政策に生かしたい」と思っている方や、「アクティブラーニングの開発・分析をやり、教育政策に生かしたい」と具体的な問題意識を持っている方もいらっしゃいます。

このような志を持った官僚がトライセクター人材になることは、次のような大きなメリットを生み出し、社会を変える原動力になると私たちは考えています。

  1. 「内向き官僚」から「越境官僚」へ

    霞が関の業務だけで、官僚のキャリアを閉じない。一流の専門家として必要な人的ネットワーク・専門性を身に着け、利害調整に留まることなく自らハブとなってコミュニティを形成し、世界水準の政策企画を行う行政官を育てる。

  2. 官民の垣根が低く、人材の流動性が高い社会へ

    熱意のある優秀な人材を流動化させ、プライベートセクターの知見が、パブリックセクターに反映されやすい社会を実現する。一方通行の“ヒアリング”や“陳情”ではない、人をベースにした好循環国家日本を実現する。

  3. 官僚からはじまる、「人生100年時代のしなやかなキャリア」

    多様で柔軟なワークスタイルを、行政から実現する。何歳になっても人生を再設計し、自らの専門性を発展させながらキャリアを築いていくロールモデルを霞ヶ関からつくる。

私たちについて

私たちは、「トライセクター人材が活躍する社会を実現する」とのビジョンに基づいて活動し、次の目標達成に向け行動します。

  1. 柔軟なワークスタイルの実現

    一人一人が、自分自身のライフスタイルに適した多様で柔軟なワークスタイルを実現できる、ダイバーシティに溢れた寛容な社会を実現すること。

  2. 「人生100年時代のしなやかなキャリア」の実現

    人生100年時代において、何歳になっても人生の再設計ができ、自らの専門性を頼みとして働くことのできる、転職市場が十分流動化した社会を実現すること。

  3. 国家公務員の専門性の発揮

    国民全体の奉仕者であり公共の利益のために勤務すべき国家公務員について、政治への応答性と専門性が明確に区別され、優秀な国家公務員が中立的な立場からその専門性を十分に発揮できる社会を実現すること。

  4. 「現場の知」を活かす行政の実現

    知の専門化・学際化が進展し、技術発展が制度改正のスピードを凌駕する現代社会において、現場感覚を持って迅速・柔軟に政策変更を行うことができる行政を実現すること。

上記の目標の達成のために、私たちは、具体的に以下の活動に従事します。

  1. 国家公務員等による公益的な活動(社会的業務外活動)の支援
  2. 国家公務員等のキャリアづくりの支援
  3. 国家公務員等のキャリアづくりに関する情報の発信 等

代表理事のご挨拶

財務省に内定していた大学4年生の私は、官庁や企業の枠を超えた協働こそが新たなイノベーションを生み、そうした個々のネットワークが社会を動かしていくとの直感から、当時「官民朝まで生激論!!」という連続企画を実施していました。
その際に築くことができた、働く場所はバラバラではあるものの志を同じくする同年代の仲間との「縁」は、私が財務省で働き始めて以降も続き、日々の公務に全力を投じていた私に常に新たな気づきを与えて続けてくれ、自分の中でのキャリアの軸を形成するにあたり大切な存在となりました。


私自身は、「一人の事業家として世の中により良いインパクトを与えることで、社会を動かしていきたい」との思いから財務省を辞した人間ですが、お世話になった財務省という組織が今でも好きです。また、いつの時代も、国家公務員には、国家公務員として担うべき重要な役割があると考えています。他方で、社会構造全体が大きく変化し、技術発展(イノベーション)が制度改正のスピードを凌駕する現代社会において、国家公務員が現場を深く知り、そこで培ったより高い専門性を政策立案に活かすための環境整備は必要不可欠ではないかと思います。こうした問題意識の下、国家公務員を経験した私や古屋だからこそできる貢献の仕方があるのではとの思いから、本団体は設立されました。


今後、組織や肩書きではなく、個々人の関心や知識によって人と人が結びつき、より多くのトライセクター人材が活躍し、一人一人が一層輝く日本社会を目指して邁進してまいりますので、皆様のご支援・ご鞭撻をよろしくお願いします。



山内絢人

一般社団法人トライセクター 代表理事兼理事長

メンバー紹介

山内絢人(代表理事兼理事長)
山内絢人(代表理事兼理事長)

1988年長野県飯田市生まれ同市育ち。(株)Glocal Innovation Holdings 代表取締役、一般社団法人クールジャパン協議会代表理事。長野県立飯田高校、東京大学法学部卒、ロンドンビジネススクール・ファイナンス修士号、ケンブリッジ大学・企業法修士号取得。2011年財務省入省。入省後は、国際局(G7/G20/IMF関連政策を担当)、主計局(財政関連法規を担当)を経て退職、独立・起業。「一人の事業家として、自らが正しいと思うことをやり抜くことを通じて、世の中により良いインパクトを与えたい」との思いで、官民横断的に活動。

  • 古屋星斗(副理事長)

    古屋星斗(副理事長)

    1986年岐阜県多治見市生まれ。経済産業省出身、一般社団法人スクール・トゥ・ワーク代表理事。一橋大学大学院(教育社会学)修了後、経済産業省入省。産業人材政策、クリエイティブビジネス振興、福島の復興、「未来投資戦略」の策定に携わり、アニメの制作現場から、東北の仮設住宅まで駆け回る。2017年同省退職。現在はライフテーマである、次世代の若者のキャリアづくりについて、民間企業にて研究者として活動する傍ら、定時制高校や職業高校において対話型キャリアづくりを実践する一般社団法人スクール・トゥ・ワークを創設。「今活かしきれていない若い力が、この国最後の埋蔵金」であると確信し、若者が活躍できる環境を実現するため、実践から研究まで活動する。

  • 秋山貫太(理事・プロダクト担当)

    秋山貫太(理事・プロダクト担当)

    1984年神奈川県厚木市生まれ同市育ち。株式会社ワークサイド代表取締役CEO。早稲田大学社会科学部卒業。在学中にベンチャー企業と学生のマッチングサービスを運営したのち、2007年リクルートエージェント(現リクルートキャリア)新卒入社。企業側の採用支援に5年間従事。2012年リクルートグループのRGF HR Agent Singapore Pte. LTD.へ出向。シンガポールに拠点を置く日系企業を中心に採用支援サービスを提供。2013年に帰国後、転職エージェント向けアライアンス事業の事業推進を担当。2014年より新規事業開発部門へ異動。インターネットサービスの立ち上げ、事業開発を担当。社会人インターンシップサービス「サンカク」をゼロから立ち上げ事業化。その後、音声放送プラットフォームを提供するVoicyにて事業開発を担当したのち、独立・起業。

  • 仲山徳音(理事・地方自治体マッチング/フォロー担当)

    仲山徳音(理事・地方自治体マッチング/フォロー担当)

    1987年東京都生まれ東京育ち。2011年に東大法学部を卒業後、国家公務員として働く中で、東京、地方、海外にて多様な働き方や社会のあり方を経験するとともに、人口減少・少子高齢化がとりわけ顕著な地域経済を目の当たりにする。こうした経験を踏まえ、社会に有為な人材が本業で力を尽くすだけでなく、必要とされるところで100%力を発揮できる場づくりを進めたいと考え、トライセクターに参加。現在は関西在住、地方市役所に勤務。一児の父。

  • 太田雅人(ウェブ担当/民間マッチング担当)

    太田雅人(ウェブ担当/民間マッチング担当)

    1965年大阪生まれ大阪育ち。(株)GETTI 代表取締役。大手前高校、関西学院大学経済学部卒。 1986年大学在学中に高校の同級生とマーケティング事業で起業。卒業後NECで一部上場企業向けのホストコンピュータ販売部門を経て1992年後輩達と株式会社ゲッティを設立。創業30周年の2016年に持株会社化し 現在に至る。GETTIグループ代表。

  • 山田長満(監事)

    山田長満(監事)

    昭和22年10月1日 鹿児島県生まれ。慶應義塾大学大学院商学研 究科修士課程修了。平成19年10月 株式会社経理バンクホールディングス代表取締役社長に就任。昭和61年10月 一般財団法人日 本起業家協会理事長に就任。平成16年11月 川崎商工会議所副会頭を経て、平成22年11月 川崎商工会議所会頭に就任。現在、同職。

顧問

  • 石山恒貴(法政大学教授)

    石山恒貴(法政大学教授)

    法政大学大学院政策創造研究科教授、博士(政策学)。国内外の大手企業において一貫して人事労務関係を担当、米系ヘルスケア会社執行役員人事総務部長を経て、現職。「パラレルキャリア」、「越境学習」を専門領域とし、日本における第一人者として広く発信を行う。著書に『時間と場所を選ばない パラレルキャリアを始めよう!』(ダイヤモンド社)、『越境的学習のメカニズム 実践共同体を往還しキャリア構築するナレッジ・ブローカーの実像』(福村出版)、『会社人生を後悔しない40代からの仕事術』(ダイヤモンド社)など多数。

団体概要

名称 一般社団法人トライセクター
設立 平成30年12月11日
住所 〒113-0033 東京都文京区本郷5-27-8 赤門樋口ビル3F
HP http://tri-sector.jp/
電話 03-6447-0073
FAX 03-5410-0680
事業内容
  1. 国家公務員等が、公益的活動等の社会的業務外活動を行うに際し、候補先情報の提供。
  2. 国家公務員等と社会的業務外活動候補先とのマッチング、
    及びマッチング後のフォローアップ。
  3. 国家公務員等のキャリアづくりの支援。
  4. 国家公務員等のキャリアづくりに関する情報の発信。
  5. 官公庁等における採用情報の提供。
  6. 官公庁等における中途採用の支援。
  7. 前各号に掲げる事業に附帯又は関連する事業

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